そもそもな所で老眼とはどのような症状?

近くの物にピントが合わなくなる。このような症状が加齢によって患う視力機能の低下のこと。最初は小さな症状から始まりゆっくりと進行していく為、自分が老眼であると気づきづらいことが問題視されています。明らかに眼の調子が悪くなった、と感じられる前に適切な処置を行う必要があります。

次の様な症状が一つでも見られる場合は老眼だと推測されます。

 

老眼の直接的症状


・新聞といった近くの文字を見ようとしても中々ピントが合わず、ぼんやりとしている。この為、目から遠ざけて見る様にしている。
・意識的にまばたきをするようになった。まばたきの回数が増えているように思える。
・目の疲れやすくなった、視界の違和感から目頭を押さえたり、目周辺を手で覆う、押さえることがある。

老眼の間接的症状

・姿勢を大きく変えること無く連続して作業を行っていると、肩が凝っているなと感じることが増えてきた。
・読書やテレビなど集中していると頭が痛く感じることがあり、目を閉じて横になるなど休憩すると症状が和らぐ。
・普段通り健康的な生活を送っているはずだけど、少し胸が気持ち悪い、食後すぐに動こうとすると吐き気を感じる。


老眼は眼の組織の能力低下によるもの?


目の組織はそれぞれ役割を持っています。
各組織がそれぞれの役割を十分に担うことで目を通じて物体を認識することが可能です。

瞳孔

目の中の黒い部分を瞳孔と呼びます。明るい所では小さくなり、暗い所では大きくなる性質を持っていることは広知られていますね。これは瞳孔の担う役割である、光の流入量を調整する時に見られる性質です。

明るい場所では瞳孔が小さくなることで光が入ってくる入り口を小さくし、強すぎる刺激が網膜に届かない様にしています。逆に暗い所では瞳孔を大きくすることで網膜に届く光量を増やし、暗くとも物体を認識しやすくしています。

水晶体

水晶体は焦点を合わせるレンズのような機能を担っています。水晶体自ら厚くなったり、薄くなったりすることで焦点を調節します。この水晶体の柔らかさが失われ、固くなると厚くしたり、薄くしたり調整することが難しくなります。一般的にこの状態を水晶体の弾力性が失われた状態と呼びます。

この状態に陥ることで焦点を調整することができなくなり老眼を発病します。

水晶体と焦点を合わせる関係性は次のようになります。
近くの物に焦点を合わせることができない場合、→水晶体を厚くすることができていない。
遠くの物に焦点を合わせることができない場合、→水晶体を薄くすることができていない。

水晶体は房水(角膜と水晶体の間にある液)と呼ばれる所からアントシアニンなどの栄養をとり,紫外線なのによって劣化した成分といった老廃物を房水の中にもどすことでその機能を維持しています。つまり皮膚などと同じく、栄養を補充していくことが必要な組織です。


毛様体筋

水晶体の厚さを調整する時に使う筋肉を毛様体と呼び、水晶体と合わせて考えると次の様な関係性を持っています。

近くの物に焦点→毛様体筋を収縮させる→水晶体が厚くなる
遠くの物に焦点→毛様体筋を拡張させる→水晶体が薄くなる。

このような図式を見ると毛様体筋の筋力低下によって老眼を発病する可能性はないのか?もし筋力低下であれば鍛えることで解決するのではないか?と考えることができます。

しかし、筋肉というものはそもそも収縮させることよりも、拡張させることの方が難しい組織です。運動不足だと体が硬くなるのは誰しも経験のあることだと思います。この硬くなった体は運動を行わないことで筋肉が収縮してしまい、拡張させることができなくなっている状態です。

つまり、毛様体筋の能力低下であれば毛様体筋が収縮していると考えられ、近くのものは良く見えるようになっているはずです。この為、老眼にいたっては毛様体筋が原因ではなく、水晶体が原因だと考えられます。

毛様体筋を鍛えることで老眼を回復させるという方法は間違っていますので、注意することが必要です。ピンホールメガネを使うことにより眼が鍛えられると表現をしている方もいますが、以上のことから毛様体筋を鍛えることによって老眼が回復するとは考えづらいです。


網膜

光の信号を脳が認識できる電気信号に変換する役割を持つ組織のことを網膜と呼ぶ。眼の最深部に面状に並んでおり、瞳孔、水晶体を通じて入ってきた光量、焦点を調整された情報を受け取っている。厚みが0.2mm程度と非常に薄いが直径は3cm〜4cm程度も広がっており、中心部は黄褐色に見えるため、黄斑部(おうはんぶ)と呼ばれる。

この黄斑部が加齢や紫外線、強い光を浴びると黄斑変性症を発症してしまうことから、アントシアニンといった視覚栄養素を摂取することによる予防処置が必要だと言われている。

人口や年齢

中学生から30代の広い若い世代においても老眼と同じような症状を発症されている方がいます。
しかしながらこれらの多くはパソコンの使用、テレビの視聴、長時間の勉強といった眼を酷使したことによる眼精疲労の可能性が高く、水晶体の機能が低下することによる発症する老眼によるものでは無いことが考えられます。

眼精疲労による眼の症状は遠くを見たり、温かいタオルで眼を覆い眼を休ませるなどして疲れを取ってあげることで回復します。

老眼は40歳前後の男女から発生しています。全ての人がいずれ発病する症状ではなく、特定の人に見られる視覚障害です。

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近くが見えない!もしかして老眼?

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